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【規格課からのおしらせ18】水道用バルブ類9規格の規格改正について(H25.11.27掲載) |
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次の水道用バルブ類の9規格について, 1) JWWA B 103 水道用地下式消火栓 2) JWWA B 120 水道用ソフトシール仕切弁 3) JWWA B 121 水道用大口径バタフライ弁 4) JWWA B 122 水道用ダクタイル鋳鉄仕切弁 5) JWWA B 126 水道用補修弁 6) JWWA B 131 水道用歯車付仕切弁 7) JWWA B 135 水道用ボール式単口消火栓 8) JWWA B 137 水道用急速空気弁 9) JWWA B 138 水道用バタフライ弁
近年の水道施設の技術的基準を定める省令の逐次改正によって強化された鉛及びカドミウムの浸出基準に対応するため,水道バルブ工業会より,JIS化された鉛レス銅合金材料を水道用バルブ類の規格に追加する旨の規格改正の要望があった。 一方,本協会が平成22年に行った東日本大震災の調査では,空気弁の破損被害が顕著であったことから,空気弁の材料の見直しの必要が生じた。また,平成25年3月26日付でJWWA G 120,121(水道用GX形ダクタイル鋳鉄管及び異形管)が制定されたことに伴い,早急にGX形に対応する規格品のバルブが必要となった。 このような状況を踏まえ,規格専門委員会を開催し,調査・研究を行い,平成25年11月26日付けでこれらの規格を改正した。 今回の規格改正の要点は,次のとおりである。
■複数の規格に共通する改正事項について a) JWWA B 121及びB 138以外のバブルの材料に鉛レス銅合金材料を追加した。 b) 弁箱外面の鋳造年の鋳出し表示を削除した。 c) 従来から内面塗装にJWWA K 135(液状エポキシ樹脂塗料)が規定されていた規格を対象に,無溶剤形エポキシ樹脂塗料を追加した。 d) 浸出性の基準値について,水道施設の技術的基準を定める省令の別表第二によることとした。
■規格個別の改正事項について 仕切弁関係(JWWA B 120,B 122及びB 131) a) B 122及びB 131のボルト・ナットの材料にSUS304及びSUS403を追加した。 b) B 122の内ねじ式の弁棒について,B 120に整合させ,つば一体形に限定せず,つば分割形でもよいこととした。 c) B 120の接合形式にGX形を追加した。GX形ソフトシール仕切弁の弁箱外面に耐食亜鉛系塗装を規定した。なお,弁箱外面の耐食亜鉛系塗装の性能は,JWWA G 120,121(水道用GX形ダクタイル鋳鉄管及び異形管)の規定を引用することとした。
消火栓関係(JWWA B 103及びB 135) a) 弁棒の材料にSUS304を追加した。 b) 口金の差し金具の材料について,ステンレスに限定する記載を追加した。 c) B 135のボルト・ナット材料について,耐食性向上のため,SWCH,SWRM及びSCMを削除し,SUS304及びSUS403だけにした。
バタフライ弁関係(JWWA B 121及びB 138) 金属弁座の取付方法に,溶射・盛金・溶接による取付けを追加した。
補修弁関係(JWWA B 126) a) 設計の自由度を持たせるため,弁棒及びレバーの材料にSUS304を追加した。 b) 耐食性向上のため,ボルト・ナットの材料からSWCH,SWRM及びSCMを削除し,SUS304及びSUS403だけにした。 c) 製造年の表示位置をフランジ外周部から弁箱外側に変更した。
空気弁関係(JWWA B 137) 東日本大震災の被害調査結果から,破損が顕著であった三つの部品(遊動弁体,フロート弁体及びフロート弁体案内)について,ポリカーボネートなどの強度の弱い材料及びエボナイトなどの現在使用されていない材料を削除した。
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